この記事の目次

  1. ホームページを取り巻く環境の変化
  2. 個人に必要な情報提供者となるには?
  3. ①目的をもつと、ホームページの「何が」変わるのか?
  4. ②届けたい人物像を想定する理由
  5. 結論:ホームページの効果を生むのは、設定と想定

 

インターネットの効果やホームページを持つことに対して、前向きに考えたとしても、思ってしまうことがあります。

 

「ホームページって本当に効果があるの?」

 

こう思ってしまう理由は、良くも悪くもインターネットが普及し身近になっているからだと思います。

 

ライバルがどんなことをやっているか、調査の目的でためしに検索してみます。

すると、自分がホームページ上で知らせたかった事を、すでに載せているホームページが多々見つかります。

 

その量を見てしまうと、

「いまからホームページを持っても意味あるかな?ほかにやることがありそうな気がする・・・」

と思いがちです。

 

断言できることは、「遅くはない」ということです。

 

ホームページ上で掲載しようとしていた事に似た内容を、すでに存在する他のホームページで見かけたとしても、営業している地域や伝え方など、ホームページを持っている人による内容の違いがあります。

その違いにより何が起こるかというと、ホームページを見た人それぞれが、自分にとって必要な情報かどうかを選択します。

なので、同じような内容であったとしてもアクセスを集めたり、成約数を増やしたりという、ホームページの効果を見込むことはできます。

 

これは、インターネットにより、必要とする個人に直接情報を届けられるようになったことの恩恵です。(詳しくは、「ホームページを持つことの疑問に答える①」をどうぞ!)

実際、個人に情報を直接届けられることの効果を知っているからこそ、インターネット上に情報を発信する人が増えました。

その結果、普段インターネットを利用する私達が何かを検索した時に、膨大な量のWEBサイトが検索結果として表示されるようになっています。

 

このように情報があふれている中で、作成した自社のホームページを直接個人の元に届けるにはどうすれば良いでしょうか?

 

タイトルにある通り、「ホームページを持って効果を得るにはどうするか?」、ということをこの記事では書いていきます。

 

持った後の話のような書き方をしてますが、ホームページの効果は持つ前からある程度決まります。

 

なので、

・これからホームページを持とうと考えている方

・ホームページを持っているけど、予想した効果が出ない方

・誰に向けてホームページの運営をすれば良いのかわからなくなった

このような方に読んで頂きたい記事です。

 

 

 

ホームページを取り巻く環境の変化

 

今は自分の発信する情報を求めている個人に、インターネットを利用して直接情報を届けられるようになりました。

そのため、ホームページ等のWEB媒体を利用して個人・企業が情報発信をしています。

個人にとっては、悩みや問題を解決する情報が直接届くので、それに価値を感じます。

その価値提供の結果、インターネットから利益を出している個人・企業も増えています。

 

個人・企業が情報発信をすることの効果が一般的になることで、情報があふれ、受け取る側の個人・企業が受け取る情報を、収集・選択しなければならない状態となっています。

 

このことを情報を発信する側(ホームページを開設する側)で考えてみると、

 

・少し前

ホームページを開設すれば、お客さんが来やすかった

→選択肢が少ないため、情報を得られるところ(情報があるところ)に集まってくれる

 

・今

ホームページを開設しても、思ったよりお客さんが来ない

→同じような内容のホームページが増え(選択肢が増え)、お客さんが情報を選んでいる

 

このような違いが生まれています。

つまり、情報を受け取るお客さんが、「このホームページの情報は必要な情報だ!」と思わなければ、

ホームページに期待した効果・機能というものを、ホームページの持ち主は得られません。

 

言い換えると、「あなたの必要な情報はこのホームページにあるよ!」と、伝える努力が必要となっています。

 

もっと踏み込むと、情報があふれているため、「あなたにピッタリな情報はここにあるよ!」と教えてくれる(導いてくれる)存在が、個人にとって必要になったとも言えます。

 

インターネットが一般的になる前は、情報の提示されたものを受け取る側がそのまま受け入れている状態でした。

「スキーしたければ、白馬に行こう!」

のように。

それが、インターネットが一般的になることで、

「スキー場なら人が集まって思うように滑れない白馬より、プライベートゲレンデがあるホテル!」

と、受け取る側が自分に合った必要な情報を選択するようになったわけです。

 

情報発信者>受け取り手

だったものが、

情報発信者<受け取り手

強弱関係が変わってしまったのです。

 

それを反映しているのが、Googleなどの検索結果です。

今では、個人の検索内容や実際にアクセスしたページなどの履歴をもとに、個人の趣味・趣向に近い情報を提供するようになっています。

youtubeのオススメ動画もそうですね。

個人にとっては、余計な検索をせずに知りたい事とそれに関連した情報を得られるので便利ですね。

 

このようなことは、強弱関係が変わったことの現れ=情報を取り扱う中心が個人になったことの現れです。

受け取った個人が有益だと思えない情報は、不要な情報でしかなくなってしまったのです。

 

なので、受け取る個人に「このホームページには必要な情報が載っている!」と思ってもらう努力ができれば、ホームページを開設してお客さんを集める事に、遅いということはありません。

 

じゃあどうするの?ということなんですが。

「個人にカスタマイズされた情報を提供する努力をする」

これに尽きます。

つまり、

「個人にとって、必要な情報提供元となる」

ということです。

 

 

 

個人に必要な情報提供者となるには?

 

個人に必要な情報提供者となるには、まずは個人に情報を届けることです。

 

個人の元に届かなければ、選ぶ情報の選択肢にも入れませんからね。

 

選択肢に入るために。ホームページを持つときに考えておくことは2つあります。

 

①ホームページを持つ目的

 

②届けたい人物像(いわゆる、ターゲット設定、ペルソナ)

 

ホームページ制作時に必要な要素でもありますが、ホームページを持った後の運営・運用にも関係してくる大事な要素です。

 

 

 

 

①目的をもつと、ホームページの「何が」変わるのか?

 

一度インターネットやホームページから離れて(離れなくても良いんですが)、何らかの商品・サービスを展開していく流れを考えてみます。

 

・商品を作る

・商品の説明資料を作る

・商品を売っていく営業計画を立てる

・営業計画に沿って営業を行う

・営業を重ね、商談に持って行く

・商談の内容に両者が合意したら契約する

・契約の内容に従い、商品を納品する

・商品の代金を請求する

 

このような流れを計画するでしょう。

そして、お客さんに何とか製品・サービスを買ってもらう(利用してもらう)ために、時間と労力を各項目に注ぎ込みます。

もちろん、力の入れ具合は段階により変わりますが。

 

このように時間と労力をつぎ込めるのは、「仕事だから」だけではなく、自分が作った(提供できる)良いものを買って(利用して)もらいたいからではないでしょうか?

 

実際の営業販売でもこれだけの努力をし、さらに各段階でやることややる人、行動する手順まで決めて行うでしょう。

なかなか成果が出なかったり、問題が発生した場合には、計画の見直しや手順の見直しを行い、必ず成果が出るように努力しませんか?

 

ホームページを利用して、インターネット上で行う場合にもこの流れは変わりません。

変わるのは、「インターネット上で」買って(利用して)もらうかどうかだけです。

 

先ほどの流れの一部を切り取って言い換えると、

・ホームページを利用して「どのように商品を見せるか」

・ホームページを利用して「どのように営業するか」

・ホームページを利用して「どのように売り込むか」

・ホームページを利用して「どのように決済するか」

となります。

ここの労力を削ってしまうと、ただ情報を載せてあるだけのホームページになってしまい、お客さんに何も響かないホームページが出来上がってしまいます。

その結果、「ホームページは持っても効果ないよ」と思ってしまいます。

 

当ブログの「ホームページを持つことへの疑問に答える②」でも書きましたが、ホームページを持つ目的は、持つ人・企業により様々です。

しかし、自分のホームページにお客さんを集めて「何かしてもらう」というところは変わりません。

この「何かしてもらう」「何か」がホームページを持つ目的となります。

 

「お客さんに○○という行動をホームページでして欲しいから、ホームページを□□にして、△△する」

 

このように、ホームページの目的を決め、ホームページにどんな役割を果たしてもらうかを決めると、ホームページを持った後の行動指針を、ホームページを持つ前から決める事ができます。

 

そうすれば、ホームページ公開後も目的がぶれない=ホームページから効果を得やすくなる。

迷いのない状態を、ホームページを持つ前から維持することができます。

 

 

 

②届けたい人物像を想定する理由

ここまで、個人を対象にしているような書き方をしてしまいましたが、企業などの法人にも当てはまる内容です。

「必要としている企業にどう届けるか?」と言い換えることができます。

 

なので、製品・サービスの対象が企業であれば、法人に置き換えて読み進めて下さい。

 

この見出しのように、「人物像」と完全に個人を対象にしていると思わせてしまう書き方となってしまうので、念のため補足しておきます。

 

さて、「ここにあなたが必要とする情報があるよ!」と知らせるにしても、チラシのポスティングのように不特定多数に対して知らせることは効率が良いとは言えません。(ビジネスモデルにもよりますが。)

 

インターネット上は情報であふれているので、そこに不特定多数を相手にしたような一般的なことを掲載したとしても、受け取った個人は反応しません。

その他大勢と一緒になってしまい、選択するための要素が見つけられないからですね。

「まとめサイト見た方が良いや!」となりかねません。

 

もう一度インターネットから離れて考えてもらいたいのですが、飛込営業や電話営業をする場合、製品・サービスを明らかに必要としていない業種は最初から営業リストから外すのではないでしょうか?

 

インターネットを利用した場合でも同じです。

 

製品・サービスの情報を必要としている人を対象にしなければ、効果はあげられません。

だからこそ届けたい相手を明確にする必要があります。

つまり、「ホームページ上に掲載する、製品・サービスに興味を持ちそうな人はどんな人か?」を明確にします。

しかも、性別・居住地域・家族構成といった基本的な事だけでなく、製品・サービスにどのように興味を持つようになってくかまでを想定します。

 

そうすることで、ホームページ制作時に見るポイントが決まってきます。

・アプローチの仕方

・接触後、情報を提供するための切り口

・語尾、言葉遣いなど、文章の細かい言い回し

・使用する画像や製品・サービス画像の映し方

・ホームページに集めるために使う媒体

などなど・・・

 

なぜこういったポイントを決める必要があるかというと、情報を受け取った個人(法人)に「共感」してもらう事が目的です。

「親しみを感じてもらう」、という言い方でも良いかもしれません。

 

人間は、自分の置かれている状況(環境)やこれまでの人生経験により、同じ情報でも個人によって受け取り方が変わってきます。

なので、ここで上げたポイントは、情報を受け取った個人が、共感を得やすくするためのものです。

それに加え、完全に同じではなくても、同じような悩み・問題がホームページ上に掲載されていれば、親しみやすさの効果もあり、さらに共感してもらいやすくなります。

 

共感してもらえて、その解決策がホームページ内に提示されていることを知れば、製品・サービスに対する興味へと繋がります。

興味となれば、作成したホームページの内容を読み込み、ホームページに掲載した情報を受け取ってくれます。

これで、情報発信者が届けたいと思っていた個人・法人の元に、情報が届きます。

 

つまり、届けたい人物像を想定するという事=自社の提供するものに興味を持ち、価値を感じ、お金を払ってくれるであろう人物像を想定するという事です。

 

マーケティング用語で言う、ペルソナの作成、またはターゲット設定というものですね。

 

これを設定することにより、個人に届けたいホームページに掲載する内容だけでなく、先ほど挙げた個人が心理的に情報を受け取りやすくなるポイントに加え、色合いや雰囲気といったデザインについてもイメージしやすくなります。

 

当社を含め、ホームページ制作会社へこのイメージした内容を伝えれば、それに沿った提案をしてくれるでしょう。

 

ホームページの目的によりデザインは異なる場合もありますが、ただ「デザイン性が高く、見た目が良い」から、「こういう目的だからこのデザインにする」といったような一歩進んだ提案となります。

 

さらに納品後も、想定したペルソナ(ターゲット)に合わせた、ホームページの運用は効果的です。

追加するページ、修正する内容、ホームページの更新を知らせる時間帯や方法を合わせることで、さらに身近な共感できる情報の提供元となることができます。

営業計画のように、ホームページの運営も計画的に、迷うことなく行えるようになります。

 

製品・サービスを必要としている個人・企業の元に、必要な情報を届けるための、計画的で効率的な方法だと思いませんか?

 

 

 

結論:ホームページの効果を生むのは、設定と想定

 

 

ホームページは使う(持つ)目的によって色々な使い方ができる、便利なツールです。

何かの役割に特化することもできるし、それぞれの役割をまんべんなくこなす汎用性もあります。

 

そして、製品・サービスを必要とするお客さん像を想定することで、最短経路で必要としている個人・法人に情報を届けることもできます。

 

これは、ホームページを使用して、インターネット上に情報を公開することで得られる効果です。

 

このホームページの効果を得るには、

 

・ホームページの役割(目的)を設定すること

・発信する情報を必要としている人物像を想定すること

 

この2つは欠かせません。

しっかりと設定・想定することができれば、ホームページを持つことに「遅い」ということはありません。

 

今回の内容は以上となります。

 

このシリーズをざっとおさらいすると、

①インターネットから効果を得られる理由

②インターネット上にホームページを公開する効果

③ホームページから確実に効果を得るために必要な事

このような内容を、「ホームページは効果があるの?」という疑問から答えてきました。

 

次は、さらに進んで、想定した人物像にどうやって情報を届けるかについて書いていきます。

 


 

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ホームページを持つ前に考えて欲しい事があります。・なぜホームページを持ちたいのですか?

・誰がホームページを見ますか?

この2つの問いに答えられますか?

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<全5回>ホームページを持つことの疑問に答えるシリーズ一覧

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