色は人々の感情や行動に大きな影響を与えることが広く認識されています。

イラストなどの媒体にかかわらず選んだ色によって、見る人が広告に対して感じる感情は大きく左右されます。

その結果、製品やサービスに対する認識や行動を変える可能性もあるのです。

今回は色がどのようにイラストを見る人の心理に影響を与えるかについてと、どのように広告で活用できるかを書いて行きます。

1. 色と感情

色は人々の感情に直接的な影響を与えます。

たとえば、赤は情熱や活力といった刺激的な感情を引き出し、青は信頼や安心感といった安らぎの感情を抱かせます。

これらの色彩を広告に利用することで、見た人に狙った感情を抱かせることができます。

そのため、広告の目的やブランドのイメージに合った色彩を選ぶことが重要です。

また、色の組み合わせによっても持つ感情は変わるので、複数の色を使う場合には注意しなければなりません。

2. 色と行動

色は視聴者の行動にも影響を与えます。

たとえば、赤は緊急性を示し、行動を促すことができるので、購買意欲を掻き立てるのに利用されます。

一方、青は落ち着きをもたらし、深く考えることを促すため、信頼感や安心感を与える事が必要な業種で利用されます。

広告にイラストを利用する場合に、そのメインとなる色や行動喚起を促す部分で使用することでこのような行動を誘導できます。

3. 色とブランドイメージ

当社のブログでも何度か触れていますが、色はブランドのイメージを形成する上で重要な役割を果たします。

感情を動かし、行動を喚起する心理的な動きを期待できるため、見た人の印象や記憶に残りやすいからです。

たとえば、環境に優しいブランドは、自然や安心感を象徴する緑色を選ぶことが多いです。一方、高級ブランドは、豪華さや優雅さを象徴する黒や金色を選ぶことが多いです。

企業や製品のロゴには、その企業が掲げる理念やブランドコンセプトを反映した色彩が利用され、ターゲット層に訴えかけるように設計されています。

具体的な活用例

ここまでに書いた内容は、色彩心理学という、色が人間にどのような影響を与えるかを研究する学問によって明らかにされています。

そして、それぞれの色が持つ特徴も研究されているので、簡単に特徴を見ていきましょう。

情熱、活力、緊急性を象徴します。

赤は消費者の注意を引き、行動を促す効果があります。

セールやキャンペーンなどによく使われます。

一方で危険や怒りというイメージもあります。

信頼、安心感、冷静さを象徴します。

そのため集中力を増加させる効果があり、暗記する時には青のペンが良いと言われることもあります。

また、暑い季節を描いたイラストの中で使用すれば爽快さを。

寒い季節を描いたイラストの中で使用すれば冷たさ。

というふうに季節を表現するのにも利用できます。

自然、安らぎ、リラックス効果を象徴します。

環境や自然に配慮することを掲げるブランドは、イメージカラーとして自然や安心感を象徴する緑色を選ぶことが多いです。

また、トーンを変える事で先進的なイメージを伝える色に印象を変える事ができます。

黄色

明るさ、活力、幸福感を象徴します。

黄色は明るさや活気を表現する色であり、食品や旅行などによく使われます。

また、視覚に残りやすいという特徴を使い、危険表示のベースカラーとしても利用されています。

オレンジ

元気、温もり、社交性を象徴します。

赤と黄色の良いとこどりのような、目を引きつつ活力を与える効果があります。

温もりや温かみといったイメージから、コミュニケーションを大切にしている事を暗に伝える事にも利用されます。

神秘性、高貴さを象徴します。

そのため高級ブランドに適した色です。

女性向けのデザインやイラストにも利用されることもあります。

またターゲットを考えて、赤では強すぎたり、ピンクでは幼すぎる場合に、中間に近いちょど良い色として選択されることもあります。

ピンク

優しさ、柔らかさを象徴します。

女性向けの商品やサービスによく使われます。

また、日本においては春を連想させる色でもあるので、始まりをイメージさせる効果もあります。

豪華さ、優雅さ、高級感を象徴します。

高級ブランドは、豪華さや優雅さを象徴する黒を選ぶことが多いです。

全体を引き締める効果もあるため、精錬されたイメージを伝えるのにも合っています

清潔感、純真、シンプルさを象徴します。

それらを表現できますが、他の色とのバランスを間違えると殺風景な印象を与えてしまうため、狙っていない場合には注意が必要です。

どんな色にも合うので、利用する他の色を際立たせる使いかたもできます。


気になる色の効果があれば、是非調べてみましょう。

目にするイラストや広告が気になった場合、使われている色からなぜ気になったかを考えてみるのも良いかもしれません。

また、直感的に使いたい色をひらめいた場合には、ここに挙げた効果や印象を与えたいと経験で感じているところもあるかもしれません。

私達も立場が変われば見る側になるので、知らないうちにこのような色の印象ができているからこそ、理解することで効果的に利用することができるのです。

まとめ

インターネットや紙などにかかわらず、広告はターゲットに見てもらい、注意を引いたり、イメージを持って貰うために配信するものです。

なので使用するイラストについても、この記事で書いた色の効果を理解し、適切に活用することで、広告の効果を最大化すると共に、作成したイラストを最大限活用することができます。

それぞれの色が持つ心理的効果を理解し、その色を適切に活用することで、イラストを目にした人の感情や行動に影響を与え、ブランドのイメージを形成することができます。

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