この記事の目次

  1. ホームページを「とりあえず」持ちたい!
  2. インターネットの普及率からわかること
  3. お客さんがインターネットに集まる理由
  4. 考えて欲しいことが一つ
  5. 結論:インターネットが凄いのではなく、効果がすごい

株式会社東建工業-インターネット事業部-は、WEB制作会社です。

ご相談頂くことやご依頼頂くことで多いのは、やはりホームページの制作についてですね。

 

やりとりをしている中で、よく聞くのが

「とりあえずホームページを持ちたくて・・・」

という声です。

 

ここからヒアリングを重ねていくわけなんですが、

ほとんどの方から聞くので、同じことで悩んでる方もいるかなと思います。

悩んでいるというよりは、迷っているという方が正しいですかね。

 

なので、今回から数回の記事で迷いを取れるような内容を書いてみることにしました。

・これからホームページを持とうと考えてる方

・ホームページを持ったけど想像とちがってしまった方

そんな方に読んで頂きたい記事です。

 

 

 

ホームページを「とりあえず」持ちたい!

 

先ほどのヒアリングの続きです。

ホームページを持ちたい理由を尋ねると、

「知り合いがホームページを持ち始めてから調子が良いらしいから」

「周りがみんな持ってるし、効果があるのかなと思って」

「何かしないといけなくて、思いついたんです」

という答えが大体返ってきます。

 

現代ではインターネットを利用しないという選択肢はほぼありませんし、

自社または自分のコンテンツを持つことを、前向きに考えることは悪いことではありません。

 

ですが、こういった答えが返ってきた場合は、ゆっくりと話す事にしています。

「いいっすよ!作りましょう!」

とは言えません。いや、言いにくいです。

WEB制作会社としてはどうかと思いますが笑

 

さらに色々な質問を繰り返して聞ける意見をまとめると、大体こんな感じの返答となります。

 

「インターネットは凄いんでしょ?だからホームページを持ちたい!」

 

この意見に対する答えを先に書いてしまうと、

 

「インターネットが凄いわけではありません。ホームページを持ってどうするの?」

 

です。

 

この「どうするの?」を明確にするために、自分達WEB制作業者がいると思っています。

 

・・・前置きが長くなりましたが、今回は「インターネットは凄いんでしょ?」に答えます。

 

 

 

インターネットの普及率からわかること

 

2019年時点のデータによると、日本でのインターネットの普及率は94%とのことです。
(参考:
【2019年版】世界のインターネット普及率&回線速度ランキング-Digima~出島~

 

日本の人口が約1億2千万人なので、約1億1千万人の人が何らかの形でインターネットを利用していることになります。

 

日本の上水道の普及率が98%とのことなので、生活に欠かせないインフラ設備と同レベルで普及しているんですね。
(参考:日本における戦後の上水道普及率の変遷を探る(2019年公開版)-Yahoo!ニュース

 

現代の生活においてインターネットの存在は、なくてはならないものとなっていることが分かります。

 

それだけ普及しているという事は、それだけ利用者がいるということですね。

つまり、企業にとってお客さんとなり得る人達が、インターネット上にいるということになります。

 

インターネットが普及する前は、不特定多数のお客さんに対してチラシやポスティングなどの販促活動を行い、お客さんを探さなければいけませんでした。

それが、インターネットが普及しお客さんが利用していることが分かり切っているので、探す必要がなくなったわけです。

 

しかも、ただのお客さんではなく、販売する製品や提供するサービスを必要とするお客さんを見つけやすくなっているんです。

 

・googleやYahoo!といった検索エンジンに表示される、検索の内容

・TwitterをはじめとするSNSのトレンドワード

・Q&Aサイトの内容

 

こういったインターネット上の既存のサービスを参考にすることで、インターネット上にいるお客さんを絞り込むこともできます。

 

販促効果、広告効果が見込めるお客さんがいるところに、製品やサービスの案内を設置し、広告を行う事は当然です。

 

だから、企業はインターネットを活用した事業展開を行っていくわけです。

 

 

 

お客さんがインターネットに集まる理由

 

インターネットが登場してから、様々な技術やサービスが展開されてきました。

個人にとって有用で、使いやすいサービスが増えていくことで、どんどん便利になっていきました。

 

そして、スマートフォンの登場により、その有用性が決定的なものとなりました。

 

インターネットが個人の領域に踏み込んできたんです。

言い方が悪いですね。インターネットを通して個人に必要な情報を届けられるようになったということです。

 

どちらかというと、個人での使用というより、仕事などで使用してきたものが、個人の趣向で使えるようになったという変化です。

仕事上で便利に使ってたものを、個人の趣味や生活に活かすことができるようになったわけですね。

 

「Google先生」という言葉ができたこと自体、そのような個人のインターネットの使い方の変化が起きたことの現れでしょう。

それまでは、テレビやラジオなどの放送を待ったり、よく知っている人に聞かないと得られなかった情報を、自分のタイミングで調べたり、知ってる人に聞けるようになりました。

 

そして、SNSの普及により、同じ趣味を持ってる人や同じ悩みを持ってる人など、それまでは物理的な距離のため難しかったコミュニティ作りも、ハードルが下がっていきました。

その分、個人間での情報の共有もやりやすく、しかも速くできるようになったわけです。

 

インターネット上でホームページやブログ、SNSを使って情報を追加する

→情報を読んだ人がメリットを感じる

→情報を自分の知り合いと共有する

→さらに利用者が増える

 

という流れが膨らんでいき、スマートフォンという個人に近いデバイスまで広がったわけです。

 

つまり、製品やサービスを必要としている人に、直接情報を届けられる状態ができたわけです。

これを言い換えると、インターネット上にビジネスチャンスが増えたということができます。

 

だから、「インターネットが凄い!」と言われ、「ホームページを持ったら良くなった!」という評判になるんですね。

 

 

 

考えて欲しいことが一つ

 

これまでの流れを思い返してみると、

「やっぱりインターネットが凄い!」

と思えそうですが、そうではありません。

 

「インターネット技術を開発し、広めた先人達が凄い!」ということでもありません。
(いや、凄いですしありがたいんですが、インターネット上で情報を発信するという意味での話をしているので・・・)

 

「インターネット上に情報を公開していった」ということが大事です。

 

「だからホームページを持てば良いんでしょ?」と言われそうですが。

 

すでに、インターネット上に情報はあふれています。

多くの人が情報を集め、その中から自分にとって一番良いと思うものを選択している状態になっています。

そんな状態で、ホームページを持って自分の発信したい情報を載せるだけで、果たして必要としている人に情報が届くと思いますか?

 

答えは、「NO」です。

ただ単にホームページを公開するだけでは、必要としている人に情報が届く可能性は低いです。

もしかすると、選択肢の一つに入ることもできないかもしれません。

 

なので、インターネット上にホームページを開設するだけでは、効果は得られないということです。

 

 

 

結論:インターネットが凄いのではなく、効果がすごい

 

 

インターネット自体は、凄く有効な技術でありツールです。

しかし、インターネットが凄いことには理由があります。

 

必要としている個人に情報を届けられるようになった。

 

これにつきます。

それまでにかかっていた時間と労力、さらには、費用まで縮小できるだけでなく、効果を見積もることも可能です。

 

ですが、裏を返せば「必要としている人に届けられなければ、効果はない」という事になります。

 

現実にはライバルがいますよね?

インターネット上となれば、特定の地域だけでなく、インターネット全体が土俵となってきます。

そうなると、インターネットの凄さを利用していこうとしても、なかなか届かないということになりかねません。

 

ではどうすれば良いかですが・・・

「届くように仕組を作る」

これです。

 

「インターネットが凄い」のではなく、

「インターネットを利用して、効果的に情報を届けられれば、効果が凄い」のです。

 

「インターネットが凄いわけではない、そこにお客さんがいるから効果を得やすい(=ホームページを持ってどうするの?)。」

ということなんですね。

 

長くなってしまったので、今回はここまでにします。

次回から、「ホームページを持ってどうするの?」という疑問について書いていきます。

 

 


 

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